市場調査 2026-07-31

ChatGPTで調べ物をする人が58% ― 日本国内の生成AI利用実態

「AI検索はまだ一部の人の話」という思い込み

ゼロクリック検索の広がりやAI Overviewsの話をすると、「うちの業界・お客様はまだそこまでAIを使っていないのでは」という反応をいただくことがあります。

しかし、日本国内の最新調査を見る限り、この認識はすでに現実とずれ始めています。生成AIは一部のアーリーアダプターだけのものではなく、日々の「調べ物」の第一の選択肢になりつつあるというデータが相次いで出ています。

調べ物での生成AI利用、58.1%が「よく使う」

マネーフォワード社が2026年1月、生成AIで調べ物をした経験のある社会人2,204名を対象に実施した調査では、「調べ物をする際、生成AIをどの程度利用しますか」という問いに対し、「よく使う」「ほぼ毎回使う」を合わせた回答が58.1%に達しました。[1]

利用目的としては「概要・要点を素早く知りたい時」が51.5%で最多。膨大な情報から要点だけを抽出する、タイパ(タイムパフォーマンス)重視の使い方が主流になっていることがうかがえます。[1]

生成AI利用経験率、1年で29.0%から54.7%へ

利用者数そのものの伸びも急速です。ICT総研が2026年2月に発表した調査では、直近1年以内に生成AIサービスを利用した経験があると回答した人は54.7%。前回調査時点の29.0%から、1年足らずで約1.9倍に増加しています。[2]

サービス別の利用率では、ChatGPTが36.2%で最多、次いでGeminiが25.0%、Microsoft Copilotが13.3%、Claudeが4.3%という結果でした。[2]

検索エンジンの利用は「減った」と感じる人が4割超

マネーフォワード社の調査では、生成AIの普及にともなって検索エンジンの利用頻度が「減った」と回答した人は44.8%。特に20代では57%が「減った」と回答した一方、50代では30%にとどまり、若年層ほど「検索からAIへ」のシフトが顕著という結果が出ています。[1]

一方で、AIの回答を得た後も8割以上が「状況に応じて再調査を行う」と回答しており、その目的の多くは「情報の信頼性を確認したい時」「一次情報を確認したい時」でした。生成AIは調べ物の「入り口」として定着しつつも、正確性への不安(45.6%が「情報の正確性」を懸念点として回答)から、企業サイトなど一次情報への再アクセスは今も一定数発生しているということです。[1]

まとめ:自社の顧客層も、すでにAIを使っている前提で

  • 調べ物に生成AIを「よく使う」人はすでに58.1%。特定の業界・世代に限った話ではなくなっている
  • 日本国内の生成AI利用経験率は1年弱で1.9倍に増加(29.0%→54.7%)、ChatGPTが最も使われている
  • AIの回答だけで完結せず一次情報を確認しに来る利用者も多い。だからこそ、AIに正しく参照される情報整備と、訪問後に信頼される自社サイトの両方が重要になる

[1] 生成AIと検索エンジンの利用実態調査(2026年1月時点)― マネーフォワード クラウド
[2] 2026年2月 生成AIサービス利用動向に関する調査 ― ICT総研

監修:Gov Sync株式会社 AI検索最適化サービス担当 水野 明日香/最終更新日:2026年7月31日

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